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2016年 03月 23日

30's Angelica jacket

こんばんは、青森県弘前市のBUTTON UP clothingです!

今朝は雪が降り、若干の積雪。日中は晴れて気温も上がりましたが、季節の変わり目。
体調を崩さないよう、皆様ご留意ください。

さて、商品紹介。

30's "Angelica" jacket ¥27,800 (税込 ¥30,024) SOLD! ありがとうございます!
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30年代に作られたAngelica社製のジャケットです。表記サイズは38、素材はコットン、多少の汚れなどあるものの、大きなダメージはないとても雰囲気のある一着です。オフホワイトのボディにブルーのパイピング、ショールカラー、真鍮のチェンジボタン。シンプルながら個性的。さて、このジャケットどんな身上のものかというと、次の一枚に答えが。
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データの小さい画像で詳細には確認できないのですが、Angelica社のカタログ?の一葉と思われる一枚。左上に1929という年号が見えます。そしてそして、左上の人物がこのジャケットを着ています。絵柄からウエイターの様な職業の人が着ていたものだと推測できます。

このアンジェリカ社、現在はいわゆるリネンサービスを主たる業務として今に続いている様ですが、その起こりは1878年、セントルイスにて鉄道の車掌をしていたアンジェリカ氏の妻が仕立てた一枚の食堂車のコック用ユニフォームだった様です。
その後、1946年の映画『ハーヴェイガールズ』の題材となった伝説的なハーヴェイレストランのウエイトレス用のユニフォームをデザイン、以降、医療や食品を取り扱う職種の衛生服の数々を手がけたようです。同社の製品の多くが白いということも頷けます。
デニムやシャンブレーのそれがブルーカラー向けだとすると、アンジェリカ社が作り出した製品は当時のホワイトカラー向けのワークウェアだったのでしょう。と、毎度ながらこれ以上掘り下げると、洋服の紹介ではなく、アメリカ史のお勉強になってしまうので、この辺で閑話休題。

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タグ。盾型のマークにANGELICA JACKET CO ST. LOUIS NEW YORKの文言。タグの下にはPGとイニシャルと思しき書き込み。生地自体はウエイトのあるコットンなので光沢感は強くはないものの、サテン(繻子織)の様な表情です。
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フロントボタン。真鍮のチェンジボタンです。
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裏側。生地に多少のダメージ。実用には支障ありません。
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チェンジボタンは30年代のスコービル。

表記は38ですが、縮みで36程度の着用感。
実寸で肩幅41.5cm、身幅49cm、着丈68cm、袖丈57cm。
パチポケでカジュアルさもあるので、カバーオール的に取り入れてみてはいかがでしょうか。
色味や素材感もこれからの季節にピッタリだと思います。
通販もご利用いただけます。お問い合わせはお気軽にどうぞ!

BUTTON UP clothing
〒036-8004
青森県弘前市大町3丁目10-8
HP. http://buttonupclothing.jp
Tel&Fax. 0172-37-6699
Mail. buttonuphirosaki@gmail.com


by buttonupclothing | 2016-03-23 20:31 | アメリカ古着 | Comments(0)


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