2017年 04月 25日

50's Buco J-22 leather jacket

こんばんは、青森県弘前市のBUTTON UP CLOTHINGです!

買い付けから帰って以降、おかげさまで毎日忙しくさせていただいております!
ブログを執筆するまとまった時間が取れないほどで、ありがたい限りです。
店内もゴチャゴチャした状態が続いており、ご来店のお客様にはご迷惑をおかけしております。
閉店後は店内のオーガナイズ。やっとこさ店頭も片付いてきました。。。

ということで、今日は前回記事に続き、Bucoのレザージャケットをご紹介いたします。

50's Buco J-22 leather jacket ¥298,000 (税込 ¥321,840)
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50年代初頭に製造されたレザージャケットの名門ブランドBucoの名作、J-22 leather jacketです!J-21のアップデート版として1951年に登場したJ-22。これからご紹介する各部ディティールから、おそらく1951年に製造されたJ-22と推測されます。表記サイズは40、非常に素晴らしい状態です!
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つぶさに見ていきましょう。まずはタグ。もちろんセカンドタグ。Bucoのライダースの1stモデルJH-1などに付くホワイトベースの1stタグは30年代から47年、この茶色ベースの2ndタグは48年から52年、そして一般的には最も有名なブルーベースの跳ね馬の3rdタグは53年から56年製造とされています。この各タグが付くモデルは全てホースハイド。もちろん本個体もホースハイド、非常に素晴らしい革質です!
しかし、このタグを見ても状態の良さが伝わってきますよね?もちろんレプリカじゃありません、正真正銘のヴィンテージです。
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メインジッパーはTALON、もちろんオリジナルですが、このモデルにTALONの組み合わせ、少し珍しいです。今まで見たのはCONMAR、ちょっと珍しい個体だとPRENTICEで、CONMARが多い印象です。この個体はメインジッパー、両袖、マップポケット、全てにTALONが使われています。動作はどのジッパーも極めてスムーズです。テープの差し込み部分の裂けもなし。この辺からも、着用頻度が少なかったのだと思います。メインジッパーにボールチェーンが付けられていますが、あえてそのままにしています。
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両袖ジッパー。革質も良いです。部分部分でシボの多い表情の良い革が使われています。
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スラッシュポケット始め各所には7連チェーンのジッパー。
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背中側。マップポケットを左右に装備。J-21はマップポケットが左側のみ、ということで、このモデルはJ-22。ただ、J-21の後期型はマップポケットが左右にあったり、おそらく非常に短い期間に頻繁にモデルの切り替えがあったこの頃のBuco、社内にも混乱が生じていたのでしょう。ディティールが混在しているものも少なくありません。この個体、あとで触れるエポレットはJ-21の特徴を備えていたりします。本稿では総体的に判断してJ-22としていますが、J-21とJ-22の間にそこまで決定的に大きい違いがある訳でもなく、どちらでも良いと思います笑 大切なのは、型番よりも服としてカッコ良いか否かだと思いますので。
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フロントポケットの内部はグリーンの裏地。これも古いディティールです。
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先ほど言及したエポレット。カマボコスタッズも残っていて、
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裏は黒のスレーキ。定説ではJ-22はスレーキが革貼りに変更されているということなのですが、それに則るとこの個体はJ-21。という位、同時期の仕様なんて曖昧だったのではないか、と私見ながら思います。同様にこのスレーキが茶色だと市販モデルではなくプロトタイプ、という定説もありますが、これも個人的には眉唾だと思います。プロトと言いながら今までそれなりに散見しましたし。さっきも言いましたが、モデル名云々ではなく、服としてのカッコ良さの方が大切だと思います。もちろん、発信するからには十分な知識と経験の裏付けが前提で、私も日々勉強です。
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裏地はウール。定番の赤と黒のバッファローチェック。セカンドタグまでのBucoのウールライニングはチェック、無地、数パターンありますが、個人的にはバッファローがインパクトがあって好きです。53年登場のJ-24からは滑りを意識してかキルティングの裏地になりますが、ウールの裏地というのがいかにも未完成、発展途上という印象で良いです。
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ウールに多少の虫食い
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ダメージがありますが、酷いものではありません。汚れなどは見当たらず、綺麗です。
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ライニングの材質表示。
ちなみにBuco、正式名称はJos Buegeleisen Co. 創業者ジョセフのファミリネームBuとCompanyのCoを合わせるという独特な成り立ちのメーカー名です。
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レザーは本当に状態が良く、マップポケット下にちょっとした表面の欠けがあるくらい。何度も言いますが、革質、状態ともに素晴らしいです。

で、本個体。当時オプション販売されていたムートンカラーも残っています!
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カタログ名、M-2。
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「MOTORCYCLE JACKETS Ultimate Biker's Fashion」より拝借
デタッチャブルムートンカラー "M2" 当時の価格は$5.5。ジャケットそのものは$35.96、高級品だったことが分かります。
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多少の抜けのダメージがありますが、良好なコンディションです。熊ジャンなどのヴィンテージのレザージャケットについて少しでもご存知の方はヴィンテージのムートンがいかに脆いかご存知のはず涙 そんな中でもピンピンした状態を保ったムートンカラーだと思います。
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チンスト付き。
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装着するとまた良し。コンディションが完璧すぎてレプリカにしか見えません笑

さて、試着画像です。
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実寸で肩幅45cm、身幅49cm、着丈64cm、袖丈67cm。178cm、70kgが下にTシャツを着てちょうど良いフィット感!昔は38をビタビタで着れたし、そのフィット感が好きでしたが、年齢と共に身体は大きくなるもので、今は40のフィット感が心地良いです!同感の方、多いはず!!笑 同程度の体格の方にはちょうど良くハマるサイズ感でしょう。
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レザートグスに始まり、ハーレー、ベック、そしてブーコ。ライダースジャケット黎明期の名門ブランドの名作ジャケットを今回は力を込めてご紹介しました。近年は30's、40'sのマニアックなレザージャケットに市場の評価は傾いている印象もありますが、やはり良いものは良い。私自身、かつて欲しくてたまらなかったレザージャケットを今回の仕入れで買い付けました。満を持してご紹介いたしました。モーターサイクリストの方はもちろん、レザージャケットコレクターの方、そして今回の記事を読んでビビッときた方に手に入れて欲しいです。

もちろん、通販可能です。詳細や細部画像などご要望はご遠慮なくお問い合わせください。
近日中にウエブストアにも掲載いたします。
では、宜しくお願い致します!

BUTTON UP CLOTHING
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by buttonupclothing | 2017-04-25 00:05 | アメリカ古着 | Comments(0)


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