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2022年 05月 22日

50's H Bar C gabardine western jacket

こんばんは、青森県弘前市のBUTTON UP CLOTHINGです。

大先輩のソーシャルメディアでたまたま知った、
明日から休館になってしまう青森市浪岡の「常田健」美術館を訪れる。
数多くの原画、筆致まで具に見入る。
ここでは多くを語るまいが、あんな素晴らしいものをこの目で見ることができて幸せ。
いつも通る道の傍にあったのに、今まで知らなかった自分もまだまだです。
こんな素晴らしい展示が訳のわからない流行り病のせいで中断を余儀なくされることも
腹立たしいが、一切ノータッチの行政にも疑問を呈したい。
失われたものは戻らない。

ということで本日の商品紹介です!

50's H Bar C gabardine western jacket ¥65,780 (税込) SOLD! ありがとうございます!
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1950年代、H Bar Cのウエスタンギャバジャケットです。メンズ36ないし38の好サイズです。
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「H Bar C」や「Mac Murray」のものが有名なウエスタンジャケットですが、この個体は
「H Bar C」の中でも最もベーシックなパターンの一着。ブラックのギャバジンのボディにチェーンステッチと蹄鉄を模ったパイピング。
当店でも数年ぶりの入荷ですが、流行り廃り関係なくカッコ良いジャケットです。
そして、エクステリアに使用感のほぼ感じられないミントコンディションです。
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おおよそ50年代のものと思われるタグ。もう少し後の時期のタグにはCALIFORNIAの表記も加わります。
H Bar Cの歴史を少し紹介すると、1897年にニューヨーク、ブルックリンのサミュエル・クリステンフェルドが自らの名を冠する
テイラーブランドを興したのが始まり。9年後の1906年、メル・ホルパーンが共同経営に加わり、ブランド名を
ホルパーン&クリステンフェルドに変更。しかし数年後、クリステンフェルドはホルパーンとのパートナーシップを解消。
一方、法的な理由からホルパーンの名前は残り、ブランド名をH-Cに変更。まもなく表記をH Bar Cに変更し、我々の見慣れた
ブランド名へ。クリステンフェルドと彼の5人の子供によって運営されていたブランドは1939年にクリステンフェルドが
亡くなった後、西部に事業を拡大。ハリウッドに拠点を作り、当時隆盛を極めていた西部劇への衣装提供を通じてブランドは成長し、
今日に至ります。
今回初めて知りましたが、H Bar C、現存していたんですね笑 
ブランドの出自はカウボーイステートのいずれか、と思い込んでいましたが実際は東のNY、しかも今回のような見慣れた
ウエスタン系のデザインが実はブランドとしてはハリウッドに事業の舵をきってから創られたものだったりと、調べてみると意外な
ことばかりです。
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背面もおなじみのシンプルなパターン
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丸型のスナップボタンはKLIKIT表記のRAU
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左右ともにポケットの内袋は無地と幾何学模様が半々。オリジナルだと思いますが、面白い仕様。
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とても綺麗な状態。強いて挙げるとすれば、袖のパイピングに若干薄汚れが感じられるかどうか、と言う程度です。
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そして、完璧な状態の外側に対して、何故か前身頃の裏地がボロボロだったので、プロにお願いして張り直してもらっています。
全く違和感はありませんし、気持ちよく着ていただけると思います。

これに触れるのはもはやクリシェで、若干躊躇するところではありますが、
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このジャケットが一般にも市民権を得た?のはこの人による部分が大きいかもしれません。
ジョニー・デップが身に付けたの枕詞で価格が吊り上がったステットソンのウィペット、タートのアーネル、そしてウエスタンジャケット。
ただ、ウィペットとアーネルといった小物に比べてジャケットはあまり高騰していないような笑
「ギルバート・グレイプ」劇中のディカプリオとの希代の美少年共演が、「ドント・ルック・アップ」で
ディカプリオとティモシー・シャラメの車中シーンに引き継がれたのは記憶に新しいところですが、
ジョニーには元嫁とのゴダゴタに早いところ方をつけて、クリーンに活躍してほしいところ。

着用画像です。
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178cm、70kgがTシャツの上に羽織っています。
身幅はありますので私でも十分着用可能ですが、着丈と袖丈は若干足りませんので、170cm前後の方でバッチリかと思います。
実寸は肩幅45cm、身幅56cm、着丈57cm、袖丈58cm。
50年代らしいボックスシルエットを活かして着ていただきたい!

久しぶりの入荷ですが、いつ見てもシブい、大人でも着られるヴィンテージですね。
とにかく状態も素晴らしいので一生ものとしていかがでしょう。

通販も対応いたします。
お問合せはお気軽にどうぞ!

BUTTON UP CLOTHING
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by buttonupclothing | 2022-05-22 17:18 | アメリカ古着 | Comments(0)


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